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過眠症の悲劇は、その状態を理解するのが難しいために、周囲の人々に「いつも居眠りばかりしている」、「重要な会議中で居眠りするとは何と失礼な」と思われてしまうことです。そして、このような反応も致し方ないものであるということです。居眠りをしている人を見て直ちに「あの人はどこか具合が悪いのでは・・・?」などと思う人はめったにいないでしょう。過眠症のある人たちは、自分自身に対しても焦燥感があることと思われます。思い通りに元気に日々を送れない、不本意にも人前で眠気を催してしまうなどから、やりきれない気持ちでいることと思います。ですから、傍目はそれにさらにプレッシャーをかけるものなのです。
過眠症患者の方々は、同じ病気を持った人々で(ブログなどを通じて)交流や情報交換をしているようです。もし職場や身近に、睡眠に関する異常とも思える症状を持つ人がいたら、過眠症患者のこのようなブログを覗いてみると良いでしょう。実際どのような悩過眠みを持っているのか、過眠症とはどのような病気なのか、実感で伝わってくるかもしれません。
実際、過眠症の患者さんたちを周囲の人が支えるには、彼らに対する理解以外なくしてはありえません。職場で居眠りをしたり、ボーットしたり効率の悪い人がいれば「自分だって忙しいのに」という気持ちから、反感や憤りを感じてしまうかもしれません。しかし、「異常」というのは、必ずしも初めから明らかな形で存在するとは限りません。それは過眠症だけではなく他の病気についても言えることです。「異常」の域に至るまでには、また周囲が気付くころには本人はすでに悩んでいるか、ショックを受けている可能性があります。過眠症を持つ人々が、できるだけ早期に、そしてできるだけ惨めな気持ちにならないように治療に臨めるよう、睡眠異常を疑う場合は、「きっと怠けグセだ」と決め付けず、思いやりの心をもって悩みを聞いてあげたいものです。
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